insight's diary

インサイト大西です。不定期更新です。よろしくお願いします。http://insightcorp.jp

ベテラン(シニア)エージェントへの敬意と今後の展望

私はとあるセンターのエージェント(オペレーター)へのone on oneコーチングを年1回実施させていただいているのだが、先日とあるシニア層のエージェントさんが私がいる会議室のドアをノックし、突然すみません、と入室された。

 

「実は私、今年の秋で定年になります。お会いできるのが最後になりそうなので、挨拶に参りました」

 

こちらのエージェントさんはとてもお美しく上品な方で、そうそうお会いできるような雰囲気の方ではない。ご年齢はほぼ70歳。とても美しいし、私は人間として尊敬している。

しかしながらここ数年、フィードバックした内容が一発で通じなかったり、ご理解いただくのに時間がかかったことも事実。そしてやはり、そのセンターはあふれんばかりの情報とそのスピード、正確性が命となるセンターゆえに、ここ数年はその方に対しての厳しめの評価や報告が耳に入っていたことも事実。

最近、私もいったい何歳まで働けるんだろうかと自問自答する毎日。できるだけ働きたいけれど迷惑はかけたくないし、でも、その方のように現場第一線で働いている方はやはり素敵だし、あこがれもある。事実、この方以外に私がコーチングさせていただくオペレーターさんに60代の方々は本当に「ごく普通に」対象者として存在する。私のコーチングは別に年齢別に変えることはなく「その方に合わせた」コーチングなので別に年齢を意識することはない。

そして、とあるセンターでは70代以上も楽しく大勢働いている、というお話を伺うこともあり、非常に良いことだなと思っている。

60代以上、70代のエージェントがいるセンターが特別な業種かと問われれば答えはNOだ。それこそ20代~60代までが働いている”様々な業種の”センターが大多数だと思う。

私の考えとしては、Knowledgeが整備されていて、そのUIが優れているのならば75歳まで、あるいはそれ以上エージェント職が続けられるのではないかと期待している。若年層が少ない日本、そして私の年齢はちょうど団塊ジュニアで人口が多く、あと10年もしたらみな第一線を退いていく。年金もらって悠々自適、とはいかない我々、今のうちに先輩たちに問い、色々なことを考えておくべき必要があると思う。