insight's diary

インサイト大西です。不定期更新です。よろしくお願いします。http://insightcorp.jp

話し方分析から学ぶ(政治家)

この仕事をしていると、人の話し方がとても気になります。

もちろん、私はコンタクトセンターで対応品質の向上をするためのモニタリングやフィードバックを生業にしていますので、当たり前かもしれませんね。

仕事の中ではもちろん、最大限に気にしていますが、実はコンタクトセンターのみなさんは話し方が概ね綺麗なんです。特に、応対経験のあるみなさんは、現場を離れても話し方がきれいな方ばかりです。

ということもあり私は比較的お話上手なみなさんに囲まれて仕事をしているので、良い話し方に囲まれる環境に耳が慣れています。

ところが…自宅に戻りテレビをつけると、そこには「悪い話し方の例」が実はたくさん潜んでいます。自然に神経がテレビに向かってしまいます。

コンタクトセンターで良い話し方を目指す方向の真逆の話し方をしているのは、申し訳ないのですが日本の政治家のみなさん*1です。

 一つ事例をあげますと、余計なノイズが多すぎるのです。

例えばこんな感じ。

「その件につきましては、あー、ワタクシとしても、おー、慎重に、いー、検討を、おー、させていただく、所存でっ、あります」など。

 要素としては2つ。

1.前のことばの母音を伸ばす

2.助詞をやたらに強調する(上記の場合”で”)

この2つを記憶してもらって、テレビを見ていただくと、ニュースの時間などに「あ!」とこの話し方に気づかれることでしょう。

「あ!」と思われた方でコンタクトセンターで活躍されている方は、口癖がノイズと言われるゆえん、そしてなぜノイズを極力除去したほうがいいかを再認識してみましょう。

*1:内容や主張に関わることではなく、お話の仕方という点です。また、すべての政治家の皆様ではありません